Machine IDとデバイス一覧で、接続を日常的に使える形へ
接続できるだけでは十分ではありません。デバイスが増えると、識別、保存、再接続を簡単に行える仕組みが必要になります。

テスト用の端末が1台なら覚えられます。2台でもまだ問題ありません。しかし複数のPC、複数の場所、複数の利用者が関わるようになると、毎回ネットワーク情報を手入力する方法ではすぐに限界が来ます。
そのためMyDeskViewerの開発では、デバイスの識別方法を整理することが重要な工程になりました。Machine IDは読みやすく、コピーしやすく、他の人へ伝えやすい一方で、ユーザーがネットワークの細かな仕組みを理解しなくても使える必要があります。
実際には、たくさんの小さな改善が必要でした。PCでもスマートフォンでもIDを見やすくすること、すぐにコピーできること、端末の状態を分かりやすく表示すること、一時的に端末へ接続できないときも自然に処理すること。その後、保存済みデバイス一覧、グループ化、最初からやり直さずに再接続する仕組みも追加していきました。
特に時間がかかったのは「途中の状態」です。端末はオンライン、オフライン、起動中、ネットワーク切り替え中、数秒だけ応答しない状態など、さまざまに変化します。そのたびにユーザーが更新ボタンを押したり、ログアウトしたり、IDを入力し直したりするのは理想的ではありません。
この工程は大きな新機能ほど目立ちません。しかし、技術ツールを日常的に使える製品へ変えるのは、こうした部分です。
開発が進むにつれて、セッションを開始する処理だけでなく、その前後、つまり端末の識別、状態表示、再接続、一覧の整理により多くの時間を使うようになりました。
その結果、MyDeskViewerは「一度つながるデモ」ではなく、繰り返し使えるリモートアクセスツールへ近づいていきました。